犬の椎間板ヘルニア −最近はミニチュアダックス種に多発

 

[戻る]

犬の椎間板ヘルニアについて

 

最近、ミニチュアダックスフンドが増加し椎間板ヘルニアの症例が多くなってきています。

ダックスフンドの約25%は一生の間に椎間板に関連した障害を発症すると言われています。

他の多発犬種はビーグル、コッカスパニエル、ペキニーズ、キャバリアなどです。

症状は、急激に痛みに襲われ、後ろ足に麻痺が生じます。


治療法

 1.保存療養 軽い症状なら内科治療で症状の緩和がみられやがて治癒します。安静と看護 が重要です。最も悪いのが階段やベッドへの登り動作がです。

 2.薬物療法 一般的にステロイドが投与されますが、類似症状を示す疾患(椎間板脊椎炎など)で禁忌のケースもありますので詳細な診断が必要です。

 3.外科療法 内科治療に反応しない場合、外科手術が必要となります。椎間板ヘルニアにもタイプがあり、急性で椎間板物質が逸脱するT型と、脊髄に圧力がゆっくりと慢性的に加わるU型があります。発症から早ければ早いほど治癒率があがりますので専門医に相談してください。専門医はそれぞれの県の獣医師会で紹介してくれます。

T型の症状は激甚で膀胱の麻痺が来て死亡するケースもあ ります。
しかし、速いうちの外科手術により70%以上が回復します。

    当院では3D−CTを術前、術後に検査し、ヘルニア部位を確定し、また手術の術後判定を小動物外科専門医が行っています。超音波骨メスを使用して椎骨を削りますので、安全で確実、傷口が小さな手術を実現しています。

 4.理学療法 

診 断

 椎間板ヘルニアの診断は脊髄造影が一般的です。しかし、繰り返しの麻酔やレントゲン撮影が必要でリスクも高く、脊髄神経を得意とする専門獣医師の診察が必要です。

 しかし最近ではT型の椎間板ヘルニアはCT検査(3D-CT)により、確定診断できることから注目されています。要の脊髄神経を圧迫する部室の位置や量を把握することができることから、外科手術の治癒率向上に役立っています。

なぜ3D-CT検査が有効か?

 胸椎や腰椎を立体的に表示でき、悪い病巣を瞬時に判明し、治療に活かせるからです。MRI検査も有効ですが、検査の時間がかかり過ぎること、逸脱した椎間板物質の検出率が同等ということから、検査時間のかからない3D-CTが注目されています。

 

 

3